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広島生まれ滋賀在住。   『毎日Enjoy!』をモットーに日々笑顔で過ごそうと心がけてる、ぐ~たら主婦&おおらか母の【今日のできごと】 (KAT-TUN亀梨和也によって第二の青春謳歌中!)


by takagame
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映画

映画_b0100510_23513213.jpg昨夜の『R30』のゲストは、
シネカノン代表で映画プロデューサーでもある李鳳宇。
単館系、ミニシアター映画好きには嬉しいゲスト。
『シュリ』『JSA』を配給し韓流ブームの火付け役でもある。
プロデューサーとしては『パッチギ!』で世に名を知らしめる。

大手映画会社を辞め独立して最初に買った映画 『アマチュア』はとてもいい映画だったけれどお客は入らなかったんだとか。
そこで「お客が入る映画がいい映画になる」んだと思い直す。
韓国映画に魅せられたのは、凄まじいドラマの中にあるリアリティ
(いま日本で受けているのはリアリティのないもの(幻想的なもの)なんだとか。)
そういう韓国映画を配給していくうちに触発されて、製作したのが『パッチギ!』
(邦画製作は92年『月はどっちにでている』から)
在日韓国人でもある自分の悲しい体験も印象深いシーンで残されている。
2006年に彼が手がけた作品は『フラガール』
この作品のすごさはインディペンデント映画(大規模上映ではなく単館上映される映画)であったこと。
アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、インディペンデント映画が日本映画の頂点を極め、映画界を揺るがす快挙を成し遂げた。
口コミの力を信じて、作りたい映画を作ってきたもの(今までの作品)が評価されたと語る。

彼が言う映画の楽しみ、魅力は「何かを発見すること」。
映画に映し出された人たちの生活や文化や考え方だったり、それまで知らないこと考えたことのないことを発見できる素晴らしさ。
涙を流すにもただ泣けるだけのものでなく「意味のある涙」でなければならない。

確かに、それにはリアリティは必要だよね。
今まで観た映画の中には彼が携わってきた作品が何本もあったけれど、
随分昔に観たものでも「どんな作品だったかな?」なんてものは1本もなかった。
私の中に「何か」を残してくれた素敵な作品ばかりだ。



by takagame | 2007-05-19 23:50 | どっちでもないタイム