漢方小説
2009年 08月 27日
最近読んだ本の中で面白かった中島たい子『漢方小説』
川波みのり、31歳、脚本家、独身。
胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。
あのつらさは何?昔の男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。
心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。
ドツボにはまった時に精神安定剤代わりになるものがあるけれど、
「この際、趣味とか個性なんてどうでもいいの。
木目込み人形でも、カントリードールでも、鎌倉彫りでも、絵手紙でも、
何でもいいから手作りキットの箱に書いてあるとおり作って、その通りにできれば満足するわけ」
心の中の雑事を追い出す方法。
こういう時に編み物やクロスステッチをする人は多いらしい。
人によっては居酒屋であったり、読書であったり、ガーデニングであったり。
その方法を自分で探さなければならない。
私は一体何だろうと考えてみた。
ここのところ「女の世界」の泥沼に足を突っ込まされ(いや、半身浴くらいまで浸かってるか)
考えても仕方ないこの感情を追い出すために。。。
あまりの怒りに茹蛸になりそうだった時期には一日中エコクラフトでカゴを編みまくってたな。
最近は、、、
移動中、待ち時間はもっぱら読書。(←私にとっては珍しい)
ハングル語を覚えようかと思うほど(笑)「韓国版 花より男子」にハマった。
お友達と夜の会でストレス解消。
今日は久々に「踊る亀梨和也」鑑賞。ヘッ!(^^ヾ
読み終わった後もそんなことを考えたり、
自分の不調(胃)を東洋医学ではどうやって治すのかも調べてみたりして
楽しい一冊でした♪
by takagame
| 2009-08-27 23:59
| どっちでもないタイム